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起業するには何から始める?

個人事業主として開業するまでの7ステップ

「起業したい」という気持ちはあるけれど、

実際に何をどの順番で進めればいいのか分からない——。

そんな方のために、この記事では個人事業主として起業するまでの流れを、

8つのステップに分けて整理しました。

やりたいことの整理から、屋号の決め方、開業届や青色申告の手続き、そして小さく試してみるところまで。

順番に読んでいただくだけで、開業までの全体像がつかめるようになっています。

なお、この記事では「まずは個人事業主としてスタートする」ことを前提にしています。

そもそも「個人事業主」とは?フリーランスとの違い

「個人事業主」とは、法人を設立せずに事業を営む人のことで、税務署に開業届を提出することでこの区分になります。会社員のように雇用契約を結ばず、自分自身の名前(または屋号)で仕事を請け負う点が特徴です。

一方「フリーランス」は、特定の会社に属さず自由に契約して働く人を指す、働き方を表すことばです。

法律上の定義はなく、税務上の区分でもありません。

つまり、フリーランスとして働く人の多くは、税務上は「個人事業主」として開業届を提出しています。呼び方が違うだけで、実際には同じ立場を指していることがほとんどです。

ちなみに「法人」を設立して事業を行う場合は、個人事業主ではなく「会社(法人)の代表者」という扱いになります。個人事業主より社会的信用度が上がる一方、設立費用や税務・社会保険の手続きが複雑になるという違いがあります。

この記事では、まず個人事業主として小さく始める方法を7つのステップでご紹介します。

個人事業主とフリーランスの違いを比較し、それぞれの働き方を考える女性

STEP1:やりたいことの棚卸し・簡易プランを作る

最初のステップは、自分の経験・スキル・興味を書き出してみることです。

  • これまでの仕事や家事・育児で身につけたこと

  • 人からよく相談されること、褒められること

  • 続けてきた趣味や、時間を忘れて没頭できること

 

これらを書き出しながら、「誰に」「どんな価値を」提供できそうかをざっくり整理してみましょう。

このとき、本格的な事業計画書を作る必要はありません。A4一枚程度のメモで十分です。完璧な計画よりも、まずは方向性が見えることの方が大切です。

起業に向けて自分の経験・スキル・興味を棚卸しし、やりたいことを書き出す女性

STEP2:屋号を決める

事業で使う名前、「屋号」を検討します。

屋号は必須ではありませんが、あると顧客への信頼感が増し、事業用の口座を作る際にも役立ちます。

決めるときのポイントは以下の通りです。

  • 覚えやすく、発音しやすいか

  • 事業内容が伝わりやすいか

  • 同一名称や商標との重複がないか(軽く検索で確認しておくと安心です)

 

屋号は開業届にも記載する項目なので、このタイミングで決めておくとスムーズです。

起業のSTEP2として、覚えやすさや事業内容を考えながら屋号を決める女性

STEP3:開業資金の目安を出す

事業を始めるにあたって、どのくらいの資金が必要かを把握しておきましょう。

  • 初期費用(設備、道具、Webサイト制作など)

  • ランニングコスト(家賃、通信費、材料費など)

 

自己資金でどこまで賄えるかを確認し、無理のない範囲でスタートすることが前提です。

「借金をしてでも大きく始める」よりも、「小さく始めて、様子を見ながら育てる」方が、初めての起業では安心です。

起業のSTEP3として、設備費やランニングコストを整理し、開業資金の目安を考える女性

STEP4:開業届を提出する

事業を開始したら、税務署へ「個人事業の開業・廃業等届出書」(通称:開業届)を提出します。

  • 提出先:納税地を所轄する税務署

  • 提出期限:原則、事業開始の日から1ヶ月以内

  • 記載する主な内容:氏名・住所、屋号、事業内容、開業日など

 

開業届は税務署の窓口のほか、国税庁のホームページからも様式をダウンロードできます。e-Taxを使えばオンラインでの提出も可能です。

起業のSTEP4として、税務署の窓口で開業届を提出する女性

STEP5:青色申告承認申請書を出す(任意)

開業届とあわせて検討したいのが「青色申告承認申請書」の提出です。

確定申告には「白色申告」と「青色申告」の2種類があり、青色申告はあくまで任意の制度です。ただし、多くの場合で青色申告の方が税制上有利になるため、開業のタイミングで一緒に検討しておくのがおすすめです。

■青色申告のメリット

  • 所得から最大65万円を控除できる青色申告特別控除が受けられる(e-Taxでの申告、または電子帳簿保存を行う場合。それ以外の要件を満たす場合は55万円、簡易な記帳の場合は10万円の控除)

  • 赤字が出た場合、その年から最大3年間繰り越せる

  • 家族に事業を手伝ってもらった場合、支払った給与を経費にできる(青色事業専従者給与)

  • 30万円未満の資産を、一定の要件のもとで一括して経費にできる特例がある

 

■青色申告のデメリット

  • 65万円・55万円の控除を受けるには、複式簿記による記帳が必要(10万円控除の場合は簡易な帳簿でも可)

  • 開業届とは別に、青色申告承認申請書の提出が必要

  • 提出期限がある(下記参照)

 

提出期限

原則として、青色申告をしたい年の3月15日まで。新規開業の場合は、事業開始日から2ヶ月以内が目安です。期限を過ぎると、その年は白色申告となるため注意しましょう。

制度の詳しい内容は、国税庁の公式ページでも確認できます。

起業のSTEP5として、青色申告承認申請書の提出や特別控除、提出期限について確認する女性

STEP6:必要な許認可・届出を確認する

業種によっては、開業届とは別に、保健所や自治体などへの届出・資格が必要になるケースがあります。

たとえば、飲食を扱う場合や、特定の商品を販売する場合などです。

 

ここは自己判断が難しく、「知らずに始めてしまった」というトラブルが起きやすいポイントでもあります。

事業内容が固まったタイミングで、一度専門家や経験者に確認しておくと安心です。

起業のSTEP6として、保健所や自治体への届出、業種に必要な許認可を確認する女性

STEP7:小さく試してみる

準備が整ったら、いきなり大きく展開するのではなく、小さく試してみましょう。

  • 身近な人にモニターとして試してもらう

  • 無料または低価格でテスト提供してみる

  • SNSで発信して反応を見てみる

 

小さく試すことで、リスクを抑えながら市場の反応を確かめることができます。

ここで得たフィードバックをもとに、内容を調整していくことも大切なプロセスです。

起業のSTEP7として、商品を小さく試し、モニターやSNSの反応を確認する女性

一人で抱え込まないために

ここまでの7ステップ、一つひとつは決して難しいものではありません。

ただ、実際に一人で進めようとすると、

  • 「この順番で合っているのかな」

  • 「うちの業種って許認可が必要なのかな」

  • 「屋号、これで大丈夫かな」

 

といった小さな疑問や不安が、次々と出てくるものです。

そして、その疑問を一人で抱え込んでしまうと、手が止まってしまうことも少なくありません。

そんなときこそ、同じように起業を目指す人たちや、経験者と話せる場を持つことをおすすめします。

誰かに話すことで気持ちが整理され、次の一歩を踏み出しやすくなります。

【大阪】女性のための起業勉強会では、まさにそうした状態からのスタートを歓迎しています。

屋号がまだ決まっていなくても、やりたいことが漠然としていても大丈夫です。

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起業の手続きや許認可、屋号などの疑問を一人で抱え込まず相談することを考える女性

一つひとつは難しいことではありませんが、初めての手続きは戸惑うことも多いものです。

分からないことがあれば、一人で抱え込まず、まずは話せる場に足を運んでみませんか。

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